ちぐはぐとしている

2019-01-17

 

曖昧さを楽しめる人は幸福だと、ホンマでっか!?TVで誰かが話していた。

 

「曖昧さ」というのもまた曖昧な概念だが、ちぐはぐなものもまた、楽しめれば幸福ということか。

 

昼のマクドナルドでLサイズのゼロカロリーコーラを飲んでいる女性を見て、そう思った。

 

渋谷で東横線に乗り換えるのは好きだ。理由は1つで、高速のエスカレーターがあるからだ。

 

エスカレーターは高速の方が効率がいいから、みんな高速で作りたいはずなのに作らない。

だから、「高速のエスカレーター」は「公式に不道徳が認められた」みたいなゾクゾク感がある。

 

高校の時、先生に「今はケータイ使っていいぞ〜」って言われた時とちょうど同じ感じ。

 

そんなことを考えながら渋谷を歩いていたら、黒いビッグシルエットのコートを着た大人が、高校生が持つようなポリプロピレンっぽい素材のクリアケースを持っていたので、あ、またちぐはぐだ、と思った。

 

同時に、自分はちぐはぐを楽しめる側の人間だ、とも思った。

 

仕事のあと、夕飯を作る気も起きなかったので国立のつけ麺屋に寄った。特盛も並盛と同じ680円で食べられるので好きだ。

 

店内ではなぜかあらゆる曲がライブ音源でかかっていた。ちぐはぐとしていた。