成人式なので祝いたい

2019-01-14

 

成人の日だ。

SNSを見れば後輩の晴れ姿が堂々と踊っていた。

 

いつも会っている後輩は振袖とスーツに身を包んで、いつも会っていないみたいな感じがした。

しばらく会っていない後輩はみんな大人になっていて、2年でこんなに変わるものか、と少し驚いた。(大人っぽくなっていて、と書こうとしてやめた。成人式なのだから、「大人っぽい」は少し失礼な気がした。)

 

めでたいことだ。

 

新成人を祝いたいと思うが、成人おめでとう、は何か違うような気がしていた。

 

成人していない子もいるから、その子に成人おめでとう、というのは違和感がある。

逆に、もう成人している子に成人おめでとう、というのも、成人したのは結構前なのだから、今さら、という気がする。

 

おめでたい時にはいつも何かがある。誕生日おめでとう、結婚おめでとう、出産おめでとう、優勝おめでとう、と、こんな具合だ。

 

 

成人式のとき、〇〇おめでとう、の〇〇の正解が分からない。テレビに映った人は、新成人の皆様、おめでとうございます、と言っていた。

 

なにか他のこととはルーツが違うのではないかと思ったので調べてみた。

 

どうやら、1946年の11月22日に埼玉県蕨市で行われた「青年祭」をそのルーツとするのが現在の定説らしい。意外に歴史が浅い。

 

文化人類学の視点で言えば、男子の元服や女子の裳着なども成人の儀に分類するのが一般的なようだが、その場合は「元服おめでとう」「裳着おめでとう」と各々のベストなタイミングで言えるのでこの場合は場合が違う気がする。

 

1948年に制定された祝日法では、成人の日は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という趣旨らしい。

 

つまり

 

この場合の祝い方の正解は、

「大人になり、みずから生き抜こうという自覚を持てておめでとう、頑張れ」

である。

 

なんか違う。