「いたっ」よりも「ははは」のほうが近い
2019-01-03
後輩に、「デリーモのケーキを買った」と言われた。知らなかった。
非常識?と聞いたら、そうでもないと思う、写真送ります、と言われて安心。
言葉の問題だが、「非常識」という言葉。
「常識に非ず」であれば、常識ではないこと、例えば、ミッツマングローブは「女装している男であって、女性になりたいと望んでいるわけではない」というセクシュアリティを持っていることとか。常識ではないことなんだから、そういうことを言うのではないか?
逆に「常識がない」ということを言いたいのなら、「無常識」っであるべきだ。常識が「無い」んだもんな。
後輩にこれを言ったらやたら感心されたが、インターネットは8年前の正月に辛辣なコメントをしていて悲しくなった。
言葉の問題。ひとつ気になっていることがある。それは、
「面白い」と思う反応は、「痛い」という反応より本能に近いのではないか?
ということ。
【痛いと思う感覚】と、【「いたっ」という反応】の間には、「痛い」という言葉が介在している。言葉は世界共通ではないから、英語ではshitとか言うし、赤ちゃんはオギャーと泣く。
【痛いと思う感覚】
↓
【「痛い」という言葉】
↓
【「いたっ」という反応】
という、矢印ふたつぶんの距離がある。
一方「面白い」の反応ならどうか。
面白いとき、人は笑う。「ははは」と笑う。これは老若男女、世界共通である。なんの言葉も介在していない、純度の高い反応である。
【面白いと思う感覚】
↓
【「ははは」という反応】
矢印ひとつぶんの距離しかない。
だから、「ははは」のほうが「いたっ」よりも本能に近いんじゃない?ということ。
後輩に言ったら、暇なんですか?と言われた。写真は送られてこなかった。